(特徴)
幼稚園や保育園プログラムの英語環境版。長時間滞在する中で知育・体育プログラムを通して全時間英語環境に浸る。いわゆる「オールイングリッシュスタイル」。
(長所)
多彩なプログラムのなかで英語をシャワーのように浴びることができる。メイン講師がネイティブなので英語文化の吸収と英米人に対して心理的抵抗感が少なく、意志表示や発音の面でも一定の効果がある。
(短所)
英語の長時間体制によって母語の醸成が乏しくなると同時に日本文化に対して淡白になりがち。特に幼児期の言語発達は言語環境に大きく依拠し、影響を受けるので、日本人としてのアイデンティティをしっかり育てるならば一方で日本語教育にも十分に時間を取る必要がある。
(運営機関)
終日保育型の幼児園、長時間型のプリスクール、インターナショナルスクールなど

(特徴)
外国出版の英会話テキストなどを基本に、会話の表現、ゲームや歌などを交えて楽しく学習。ネイティブ講師をメイン、サブメインにおいている。
(長所)
楽しい要素が多く英語が面白く学べる。レベルが段階的に構成されていれば向上が期待できる。ネイティブがメイン講師ならば、英米人に対して言語、心理的抵抗感が少なくなる。
(短所)
インプットが乏しい中でアウトプット（応答的側面）のみ押しださねばならないので、文型パターン的英会話表現に陥りやすい。週の回数が少なく、家庭での補完（リスニング）がないと定着性においては無理が生じる。
(運営機関)
大人の英会話スクール付属の子供レッスン、スカイプなどのオンライン英会話など

(特徴)
単語からでなく英語・日本語のバイリンガル音声ストーリーの文章全体からインプットしていく、文全体から個へ導く学習法。
(長所)
長文の英語を文頭から理解する能力、聞く分量が多いのでリスニング能力が発達する。文字と音声の一致がはかられ、単語認識は自然に育つ。
(短所)
英語聴解力養成（incubation periodの確保）のためのリスニングを欠かさない継続力が求められる。
(運営機関)
音声インプットと同時に「文字認識力の養成」を重視する子供の英語専門教室

(特徴)
中学英語への準備・スムーズな移行が目的
(長所 )
中学英語を先取りしているので中学英語に抵抗なく溶け込め、知識が身につく。先取りの範囲によって一定期間優位性が維持できる。
(短所)
語い・表現・文法などで制限されたパターン学習なので、言語感覚の広がりが弱く、記憶暗記型学習になりがち、特に単純な中学英語の先取りの場合、
優秀生には短期で追いつかれる可能性がある。 音声長文読解のインプットが乏しい中でパターン的表現を繰り返しても長期的な伸びは期待できない。
(運営機関)
進学塾・学習塾の小学英語コース、ワークシートによる○○式など