*英検®は、公益財団法人日本英語協会の登録商標です。この記事は、日本英語協会の承認や推奨、その他の検討をうけたものではありません。
(1)英検®の合格率は?
日本国内における有数の英語検定制度のひとつであることは良く知られています。
検定内容は、一次試験は、筆記とリスニングに分かれており、筆記試験は、単語・熟語・文法、長文とメール文読解、リスニング、ライテング問題が出題されます。
二次試験は面接によるスピーキングテストです。特に5級~3級までのリスニング問題は、早期から音声言語の英語学習をおこなってきた場合、優位な検定制度といえます。
一次試験 | 合格基準点 | 合格ライン |
---|---|---|
1級 | 2,028/2,550 | 8割 |
準1級 | 1,792/2,250 | 8割 |
2級 | 1,520/1,950 | 7割 |
準2級 | 1,322/1,800 | 7割 |
3級 | 1,103/1,650 | 6割 |
4級 | 622/1,000 | 6割 |
5級 | 419/850 | 5割 |
二次試験 | 合格基準点 | 合格ライン |
---|---|---|
1級 | 602/850 | 8割 |
準1級 | 512/750 | 8割 |
2級 | 460/650 | 7割 |
準2級 | 406/600 | 7割 |
3級 | 353/550 | 6割 |
小学生以下の英検志願者数は(2022年度)524,833人でした。ちなみに(2021年度)461,154人、(2020年度)325,390人と小学生の受験者が急増しているのが分かります。なお、小学生の級別合格数や合格率は2016年以降は公開されていません。
「参考」2015年度
小学生志願者の内訳は5級が111,039人、合格率は85%、4級は65,747人、合格率62%、3級は25,781人、合格率53%、準2級は9,838人、46%の合格率でした。
また難関レベルの1級は253人が志願し、28人が合格、準1級が2,086人、351人合格しています。ただここでの子供たちは英語圏育ちが主なので国内派の基準にはならないと思います。ちなみに準2級以下に、幼児の合格者が500人以上あった模様です。
(2)小学生受験者急増の背景
その結果、(2013年)の小学生志願者(22万人)を基準にすると、この10年間で約2.5倍増加しています。小学校で英語力を身につけるための取り組みが本格化していることに加えて幼児からの長時間英語環境スクールの増加とインターナショナルスクール生の増加が背景にあるようです。
英検問題難化傾向!
特徴としては、3級の受験者が急増しましたが合格率はやや低下しています。この要因は長文読解の学習量の差が指摘されています。さらに英作文が出題されたことから英検は3級以上で難化傾向にあります。幼児や小学生から英語学習をスタートした場合、ここに一つの大きなハードルがあるようです。
⇒WiLL英語館英検実績
(3)英検で英語の実力は本当にわかるの?
個人の持っている言語能力をひとつの検定制度で測ることには無理があります。
ですから、あくまで目安として判断していくしかありません。英検協会では各級が何年生程度とうたっていますが、これはおおきな誤解を招きます。
・・・
たとえば、3級が中学終了程度と表示されていますが、合格基準は60%程度であり、選択問題から選ぶものなので中学程度の文章構造にさほど習熟していなくても、多様性のある豊かな言語に長時間触れ、リスニングに強いのなら小学生の段階で英検3級の合格は決して無理なことではありません。
(4)英検は実力のアウトライン
英検は実力のアウトラインを把握するものとして有効なのですが必ずしも学年的総合力を測るものでないことを認識する必要があります。
例えば、準2級を取得していれば高校入試において、学力のアドバンテージを持ち得ていますが、必ずしも難関校合格に結び付くものではありません。受験校の英語対策が別途必要となります。
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進んで学習している小学生の中には準2級に合格する数が増加しています。いまや、幼児・小学生の低学年からの英語学習が>一般的な時代になった訳ですから、
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5級は中1年、4級は中2程度とか、3級合格は中学終了程度などの基準表示は実態とまったく一致しなくなってきました。
英検協会の何級は「○○学年程度」などの表示は実態と乖離していることを認識した上で取り組んでいくことが肝要と思われます。
(5)小学生が英検を受ける意味は
WILL英語館では英検合格を目的にしたカリキュラムを平常では実施しておりません。その理由は、
英検コンテンツをはるかに超えた言語材料を根本に英語教育を実施しています。これが十分に成されていれば、小学生でも、一般よりも早く合格が達成できるからです。
特に、幼児・小学低学年から充分なコンテンツで英語学習してきた場合、小学生のうちに3級合格は基準目標と言えるでしょう。
⇒WiLL英語館英検実績
長く英語を学習していく中で、マンネリに陥らず、モチベーションの維持をはかるためには、小学生に英検をうまく活用していくことは極めて有効であると考えます。
(6)英検合格のみの学習では伸びない!?
WILL英語館の通常授業では、ストーリーコンテンツをベースに、文法枠を越えた多種多様な英語をインプットしながら、あくまで長文思考力重視を主眼においた奥の深い英語力の養成を実践しています。
したがって、英検対策は試験前に短期集中的に行います。短期間で合格をなし得るのは平常のストーリーコンテンツの根深さの反映とみなしています。
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WILL英語館では、英検合格のみを目標のカリキュラムに学習するのではなく、もっと多角的かつ本質的な奥の深い英語学習を先行させながら結果として英検にも受かる。これが順当と考えています。
(7)中学受験で広がる英語入試!
これは時代の趨勢といえます。幼児・小学生の英語学習が本格化してから、英語の堪能な子どもたちの数が今、飛躍的に増えています。私立中学校側も英語の強い子どもたちを選んでいくことは必然です。
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現在においても、中学高校では英語はキー教科であり、国内外大学入試にも大きく作用する重要な教科なのでこの傾向はますます高まると思われます。
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首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)では、約63校が、国内で学んだ志願者対象に英語入試を加えています。今後さらに増加していく傾向です。また英語入試を実施していない学校でも、入学選考の際、英語の実力を参考判断においている中学校は少なくはありません。
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小学時代に英検3級または準2級をクリアしていることが大きな優位性となってきました。
★英語入試のある首都圏の私立中学校
★英検二次対策
平常のストーリーコンテンツの聞き込み度が大きな効果を生み出しました。
★ストーリー英語のねらい
★スラッシュリーディング(Slash Reading)
★多聴の重要性
★サイレントリスニングナビゲーションとは
☆英検対策 無料体験 受付中です。
無料体験レッスンを通して、未経験者のお子さんには英語の楽しさに触れ、学習意欲を持ってもらえるように、経験者のお子さんには、同一クラスまた異なったクラスを体験することで、より適切な学習法をご提案いたします。
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